実家暮らしで生活費を入れないのは非常識?社会人の実態をチェック

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生活

様々な事情で社会人になってからも実家暮らしをしている方もいるのではないでしょうか。

実際に現在の日本では実家暮らしの割合は多く、男女共に6〜7割の独身者が実家暮らしという調査結果が出ています。

実家暮らしは生活の出費を抑えられたり、親とのコミュニケーションを日常的にとったり手助けをできたりとメリットもたくさんあります。

一方で、生活能力が身につかなかったり、生活の金銭感覚がつかないままであったり、経済的に自立ができていないと言われていたりと気をつけなくてはいけない点もあります。

実家暮らしをしていても、一人前の社会人となったからには、生活費を入れてけじめをつけるべきなのではないかと思っているひともいるのではないでしょうか。

ここでは、どのくらいの人が実家暮らしでお金を入れているのか、入れるとしたらいくらくらいが妥当なのかをご紹介していきます。

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実家暮らしでお金入れない人の割合は?

実家暮らしでお金入れない人の割合
学生時代は勉学が中心ですが、社会人となって就業してお金を稼ぐようになると同様な実家暮らしをしていても、生活費を入れる話が出てくるのではないでしょうか。

世間の人はどのくらいの人が生活費を入れているのでしょうか?

SUUMOジャーナルの調査によると、男女別の調査結果が以下のように出ています。

男性の割合

・毎月、決まった金額を入れている人:64.5%

・毎月入れているが、金額は月によって異なる:4.0%

・頻度も金額も決まっていないが、時々家にお金を入れている:4.0%

・家にお金は入れていない:27.5%

女性の割合

・毎月、決まった金額を入れている人:65.5%

・毎月入れているが、金額は月によって異なる:3.5%

・頻度も金額も決まっていないが、時々家にお金を入れている:3.5%

・家にお金は入れていない:27.5%

この結果からは男女ともに、少しでもお金を入れている人が、72.5%、お金を入れていない人が27.5%と
約3割の人が生活費を入れていないことがわかりますね。

お金を入れていない理由としても、「収入が少ないから」といった切実なものや、「親から入れろと言われないから」といったものも多く見られるようです。

また、「奨学金の返済に充てている」だったり、「公共料金、新聞代を支払っている」といった生活費として渡すのではなく別の部分でお金を支払う形をとっている人もいるようです。

私も実家暮らしをしていた期間がありましたが、親から「お金はいらないから、その分貯金しておきなさい」と一度は断られました。

自分の将来のために貯金をして欲しいという親の優しさをとても感じました。

同じように考えて断ったり、生活費について言わない親もいるのではないでしょうか。

この調査では世代ごとの数値も出ていて、男性は20代前半、女性は30代前半が「家にお金入れていない」の割合が高いという結果が出ています。

20代前半のうちは社会人になりたてで十分な給料でないうちは甘えようというのはわかりますが、女性が30代前半に多くなるというのはなぜなのでしょうか。

気になるコメントを見つけました。

「結婚が決まって貯金中のため、生活費を入れていた分を貯金している。」というコメントです。

2019年のデータでは女性の初婚年齢の平均が29.4歳と30歳前後で結婚する人が多いことがわかります。

結婚のタイミングで結婚資金の貯金のために生活費を入れていた分を貯蓄する人が増えるためと予想できます。

状況によって親と相談して決めることができるのは、一人暮らしで固定費を支払う場合と違って融通がきいてとっても嬉しいですよね。

実家にお金を入れるとしたらいくら?

実家にお金を入れる人の割合
約7割の人が実家暮らしをするのに生活費を入れていることがわかりました。

ですが、一体どのくらいの金額を入れているのでしょうか。

SUUMOジャーナルの調査による、実家暮らしの人が入れている生活費の相場を性別と年齢ごとに紹介します。

男性の平均金額

・全世代平均:3万8,774円

・20〜24歳:3万1,786円

・25〜29歳:3万6,212円

・30〜34歳:3万9,792円

・35〜39歳:4万7,308円

年齢が上がるにつれて年収が高くなるため、実家にいれる金額も増えているようです。

女性の平均金額

・全世代平均:3万6,059円

・20〜24歳:2万4,706円

・25〜29歳:3万8,911円

・30〜34歳:3万7,364円

・35〜39歳:4万3,255円

女性の平均金額は男性と比べると、約3000円少なめの結果です。

国税庁が発表している平成30年の男女別平均年収で、男性が545万円、女性が293万円と倍近く違うのに生活費として入れている金額はそんなに変わりありません。

男性が、年収にあわせて女性の倍近い金額を入れると家を借りて一人暮らしをできる金額になってしまうので節約になりません。

そう考えると、実家に入れる金額としては一人暮らしするには難しいけれど、ある程度自分の分は補填できる5万以内に収めるのが良いかもしれないですね。

実家暮らしで生活費を入れるかどうかの実態のまとめ

ここまで実家暮らしで生活費を入れていない人の割合と、入れている人はいくら入れているのかご紹介してきました。

男女ともに約7割の人が平均3万〜4万円程度実家に入れていることが分かりました。

様々な事情でむずかしい場合は、家事を手伝ったり、別の方法で親孝行をして親に感謝を伝える方法を取ると良いでしょう。

家族で話し合って、最善の形を取れると良いですね。

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